小銭の出し入れのしやすさが人気の
「現金派の財布」をコンセプトにした本革財布ブランド
「palace.und(パレスアンド)」。
このユニークなブランドの新オーナーである
徳野翔太・綾香さんご夫妻に、スタッフが直撃インタビューを実施!
<前編>では、徳野ご夫妻のブランドとの運命的な出会いから、
商品への熱い思いを伺いました。

後編の今回は、
「現金派の財布」というブレないコンセプトの価値、
オーナーご夫妻が描く未来のビジョン、そして今後のブランド運営について、
さらに深掘りしていきます!
キャッシュレス時代にあえて貫く
「現金派の財布」の価値

――ブランドコンセプトである「現金派の財布」について、キャッシュレスの時代にあえてこれをやる価値を、改めてどう感じていらっしゃいますか?
綾香さん: まず最初に、私が興味をそそられた理由の一つでもあったとおり、
目の付け所が「ユニークだ」という入り口がありますよね。
そして、少数派の意見を取り入れるというところ。
いまの時代、ニッチな市場ではありますが、そこに耳を傾けるという姿勢が、
ブランドの世界観を確立していると感じています。

翔太さん: この「ブレないコンセプト」と、
お客さまの「小さな意見に耳を傾ける」という姿勢が、palace.undの魅力ですよね。
現金派の人の数は、今後も絶対になくならないと思っています。
そのためにも、palace.undは「なくてはならないブランド」にしていきたいです。

――ちなみにご自身の「現金を使うシーンあるある」はどんな時でしょうか?
綾香さん:大げさじゃなく、本当に毎日ですね(笑)。
なんといっても日々の「スーパー・コンビニでの買い物」は必ず現金で会計しています。
ほかにも「食事代の割り勘」や「親戚の子どもへのお小遣い」など、
現金が必要な場面はまだまだあります。

翔太さん: やっぱり旅先での食べ歩きとか、キャッシュが欠かせないですよね。
あとは駐車場だったり、コインロッカーだったり。
つい先日スーパー銭湯に行ったときも、下駄箱が100円玉を入れるタイプでした。
「持っててよかった〜!」と思いましたし、小銭を持ってない人に貸しましたね(笑)。
――ありますよね!「やっぱり現金頼れる!」という瞬間。まさかの場所で必要になりますよね(笑)。
翔太さん: まさにそれなんです(笑)。そういった場面も含めて、
palace.undは「旅に持っていける財布」というテーマも大切にしています。

【今後のビジョン】
「対話」と「現場」からの情報発信
――これからのpalace.undをどのようにしていきたいか、ビジョンを教えてください。
翔太さん: 変える部分と変えない部分があると思いますが、まず変えない部分は、
これからも「現金派の財布」というブレないコンセプトは貫いていきたいと思っています。
綾香さん: お客さまとの距離の近さや対話を大切にする部分も、
変えずに継続していきたいです。
一方で、注力したい部分は、革初心者の方に向けた情報発信です。
特に革のケアについて分かりやすい情報を提供することで、
「色や風合いの変化を楽しんで、オンリーワンのものに育てていく」という
革製品にしかない魅力を伝えていきたいと考えています。
革への興味のきっかけが広がるようなブランドにしていきたいですね。

――オーナーが在住されているエリアは、職人さんが実際に製品を作ってくれている工房と同じとのこと。これは大きな強みですね。
翔太さん: そうなんです。
これまで以上に現場の温度感をそのままお伝えできるようなコンテンツも発信していきたいですね。
具体的には、「革職人さんの仕事の裏側」や「プロが教えるお手入れのコツ」など、
ものづくりへのこだわりや、革への愛が伝わるような発信を強化していきたいです。

「小さな声」を取り入れて、一緒にブランドを大きく
――これからのpalace.undについて、イメージしているユーザー像はありますか?
綾香さん: やはり「現金派」の方で、
革を「育てる楽しさ」を味わっている方に届けていきたいです。
そして、革初心者の方にも、
革に親しみを持ってもらえるような層にまで広がっていくと嬉しいです。
翔太さん: 「小さな声を取り入れてより大きくしていく」ということが、
このブランドの素敵なところだと思っています。
そのためにも、お客さまとの会話のキャッチボールを大切にしてきたい。
「こんなのが欲しい!」「ここが好き!」というリアルな声を、
ぜひ、どんどんぶつけていただけたら嬉しいです!
そうやって、みなさんの本当に欲しいもの、愛されるものを形にしていけることは、
palace.undのようなブランドだからこそ実現できることだと思います。

――今後の新作や企画として、「こういうことやってみたい」「こんな商品作ってみたい」という現段階のアイデアがあれば、ぜひ教えてください!
綾香さん: 私自身が革初心者ということもあり、
「革の実験レポート」のような企画をやってみたいですね。
どういうケアをしたらどうなるか、といった、お客様が知りたい情報を
職人さんの知恵も借りながら届けていきたいです。
翔太さん: じつは、具体的な新作も少しずつ動き出しているんですよ。
例えばがま口タイプのお財布は実際に開発を始めています。
あとはcoinde2.0が入るサコッシュも。
みなさんのご期待に応えてデビューが叶うよう、
少しずつ準備を進めているところです!


お客様へのメッセージ
――最後に、再始動にあたって、palace.undを応援してくれているお客さまへのメッセージをお願いします!
<おふたりより>
これまで待っていてくださったお客さま一人ひとりに、心から感謝しています。
前任の宮下さんが作り上げてきたものを大切にしながら、
「小さな声を取り入れ、お客さまに寄り添っていく」という姿勢は変わりません。
これからも「現金派の財布」というブレない軸を持ち、
革の魅力をより深く感じてもらえるようなブランドにしていきますので、
今後ともpalace.undをよろしくお願いいたします!

徳野オーナーご夫妻とともに、
今後さらなるパワーアップを予感させるpalace.und。
これからも永く皆さまに愛されるブランドを目指して、
スタッフ一同頑張っていきます! 乞うご期待ください!